ゴミ捨て場

男(28)の日常の感情を捨てていく場所です。

ないものねだり

ないものねだりの極み

 

昨年12月

前職で半年ちょい住んでいた福岡に1週間旅行に行きました

その時の先輩、友達、後輩たちを巡る旅

エモさを追い求め懐かしむ旅

 

転職をして得たもの、失ったものいくつもありますが、

その中でやはり大手の生活水準は大きいなあと改めて思いました。

少し切なくなりました。

 

ゴルフして、買い物して、飲んで、

独身ならお金を気にせず遊べた頃が懐かしくなりました。

 

その中で自分の尊厳を保つために、その人たちに

「好きな場所で楽しそうに過ごしていてうらやましい」と思われるような、言われるような立ち振る舞いをしていました。

 

自分自身の今を肯定することはとても大切で、せめて自分だけは今の自分を好きにならないといけない、という気持ちは理解しているし、やはりそうした方が心も豊かにいられることも理解はしているものの、ふと我に返った時に、切ない気持ちになりました。

 

とても楽しい1週間だったけど、自分はもうあの頃には戻れない、あの人たちにとっても過去の人であって、それ以上でもそれ以下でもない。

エモさを追い求めて福岡に行ったけど、帰ってきて少し虚無感がありました。

 

帰ってきたら帰ってきたで、あたかも福岡が楽しかった、自分は昔の人たちともしっかりつながっているんだ、ということを示すために振舞っているなあと思うと、果たしてなんなんだろうと、若干の自暴自棄になりました。

 

今から逃げて過去にしがみつくような真似をしていては何も生み出さないし、結果的に自分の精神衛生上よくないなということを思い知らされました。

 

今繋がっている人を大切に、今一緒に時間を過ごしている、今の人生を作っている人たちを大切に生きなければいけないよな、と改めて感じました。

 

でもそれを積み重ねてきたからこそ、過去の思い出はエモくて少し懐かしみに甘えたくなるのかもしれない、と自分だけはそれを否定しないようにもしたいという矛盾だらけの感情です。